<Piero Mancini>VERMENTINO di Gallura D.O.C.G.
- <ピエロ・マンチーニ>ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ D.O.C.G.
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【原産地呼称】
Vermentino di Gallura D.O.C.G. - 【ブドウ品種】ヴェルメンティーノ
- 【カテゴリー】白
- 【希望小売価格】3,750円
ガッルーラエリア最大にしてもっとも成功した生産者
1960 年代、歯科医として成功していたピエロ・マンチーニは、自身のルーツであるサルデーニャ島への想いとワイン造りへの憧れを捨てられず、ついに最初の畑を購入、ブドウを植えることにしました。それからわずかな期間で、彼はワイン造りの虜になっていました。さまざまな畑を手に入れ、管理し、いくつかの品種を育てるうちに、その経験がさらに新たなワイン造りへの情熱となっていきました。
1970 年代、ついにピエロ・マンチーニは大きく動き出しました。
サルデーニャ島の最北端に位置するガッルーラ地区に、全部で 70 ヘクタールの畑を購入。1989 年にはオルビア湾に面した丘に醸造所を構え、最新の設備を導入しスタッフも増員しました。ブドウ栽培からワイン醸造、瓶詰までをマンチーニ家で一元管理し、市場へワインを流通させることにしました。
成功はあっという間のことでした。ピエロの卓越したビジネスセンスと、何よりワインの品質の高さからサルデーニャワイン市場でトップに躍り出ることに成功。今では年間1,500,000 本のワインを生産しています。現在ピエロ・マンチーニ社は、ピエロたちの 3 人の子供アレッサンドロ、マリサ、ローラを中心に運営されています。3 人ともがピエロの情熱を受け継ぎ、サルデーニャワインとピエロ・マンチーニの発展のために尽力しています。
豊かな花崗岩土壌で造られるヴェルメンティーノ
サルデーニャ島北部のガッルーラ。高級避暑地として名高いエメラルド海岸近くにあるこの地区は、原生林に代表される豊かな緑にも恵まれ、素晴らしい自然と文化の両方を堪能させてくれます。古くから良質な花崗岩の採掘及び加工としても知られており、ローマ期から中世期にかけて、イタリア各地の洗礼堂をはじめとする数多くの偉大な建築のために海路で運び出されていました。
300 万年前の地殻変動によって形成されたとされるこの豊かな花崗岩質土壌で生まれるワインは、しっかりとしたアルコールを持ち、味わいには深みがあり、上質なワインとなります。この地域のワイン造りに欠かせない品種は、スペインが原産とされる「ヴェルメンティーノ」。イタリア半島でも一部栽培されていますが、ほとんどがサルデーニャ島で造られます。フレッシュで、デリケートなアロマが心地よく、野生のハーブの香りが特徴の品種ですが、ガッルーラのヴェルメンティーノは花崗岩土壌とミクロクリマの影響で塩味が特に強く出る事で知られています。
ピエロ・マンチーニはこの地域の90%の畑を所有。ガッルーラの個性あふれるヴェルメンティーノから良質のワインを造っています。