<Casale Marchese>FRASCATI Superiore D.O.C.G.
- <カザーレ・マルケーゼ>フラスカティ スーペリオーレ DOCG
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【原産地呼称】
Frascati Superiore D.O.C.G. - 【ブドウ品種】マルヴァジア・デル・ラツィオ/トレッビアーノ・トスカーノ/ボンヴィーノ/ベッローネ
- 【カテゴリー】白
- 【希望小売価格】3,600円
古代ローマの遺跡の上にカンティーナを構える名門「カザーレ・マルケーゼ」
ローマの東から南にかけての近郊に広がる「カステッリ・ロマーニ」のひとつに数えられるコムーネ「フラスカティ」は、穏やかな気候に恵まれ、美しい風景が広がる古い町。保養地として、ルネッサンス期から 19 世紀に至るまで壮麗な別荘や公園、噴水が数多く造られてきました。古代ローマ時代に造られた貯水槽の上にあるワイナリー「カザーレ・マルケーゼ」は、数多くの公式文書にて言及されてきた名門です。
1800 年代からはカルレッティ家が所有し、現在は 5 代目にあたるアレッサンドロとフェルディナンドにより運営されています。
エミリオ・デ・カバリエリ侯爵によって 18 世紀に建てられた邸宅の一部を改築し、ワイナリーとして使用。近代的なワインセラーとテイスティングルームを完備しています。すべてのワインは敷地内で醸造から瓶詰まで行われます。また、邸宅を囲むようにして古くから植えられているオリーブの樹から高品質のエクストラ・バージン・オイルも生産しています。
「確実にフラスカティ最良のワイン」(ガンベロ・ロッソ誌)
マルケーゼが所有するブドウ畑は約 50 ヘクタール。ちょうどフラスカティDOCG エリアの中心部にある標高 200m の高台に位置し、畑からはローマの街並みを見渡すことが出来ます。
土壌は典型的な火山質土壌。500 万年前の火山活動によって生まれた非常にユニー
クなこの土壌は、玄武岩や凝灰岩から形成され、排水性に優れ、ミネラル分を豊富に含みます。畑に植えられているのはマルヴァジア・プンティナータ、マルヴァジア・ディ・カンディア、トレッビアーノ・トスカーノ、ボンビーノ、ベッローネといった、この地の伝統的な品種がほとんどで、近年はカベルネやメルロー、シャルドネといった国際品種の栽培にも着手しています。 醸造責任者パオロ・ペイラの指導のもと、マルケーゼの畑では 4,000-5,000 株 /ha の高密度植栽を行いブドウ同士を競わせます。収量は低く抑えられ(1,500g/1株)、最高品質のブドウだけを収穫します。
マルケーゼにとって最も重要なワインは、「フラスカティ・スーペリオーレ」です。バチカンの歴史と共に「法王のワイン」として愛され、また、詩人ゲーテが「楽園にいるようだ」とその酔い心地を讃えたワインですが、2011 年に DOCG に昇格したこともあり、近年は特に高品質のフラスカティが増えてきています。中でもマルケーゼのフラスカティの評価は高く、ガンベロ・ロッソ誌では「確実に DOCG フラスカティ最良のワインのひとつだ」と絶賛をされています。
「私たちの仕事は DOCG ワインに相応しいワインを造ることだ。DOCG とはこの土地そのものを保証するものだ。生産者はフラスカティという名のワインを飲む世界中の人にその品質を保証する義務を負っている。そのことを決して忘れてはいけないんだ」(Paolo Peira)